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 公開日: 2016-12-06  最終更新日: 2017-01-31

異母兄弟や異父兄弟がいる場合の相続権について


遺産相続においてトラブルが起きる一つのケースとして、異母兄弟や異父兄弟の存在があります。被相続人が亡くなる前からその存在をしっていれば、まだ対処のしようもありますが、亡くなってからその存在を知った場合、それまで自分が相続できると思っていた遺産の額が大きく変わる可能性もあるからです。

また仮に、被相続人が存命の時点で、異母、もしくは異父兄弟の存在を知っていたとしても、実の子供の立場から考えれば色々と複雑な思いがあることも理解はできます。

そこで今回は、この異母兄弟や異父兄弟がいる場合の相続権についてご紹介します。

異母(異父)兄弟の相続分

父親(母親)が亡くなった場合、配偶者が存命であれば配偶者が1/2。子供が1/2となります。仮に子供が1人で、父親(母親)に前妻(前夫)がいて異母(異父)兄弟が1人いた場合、その2人で1/2をさらに1/2ずつ分割して相続することになります。

◆例1
遺産 2,000万円の場合
配偶者 1,000万円
子供 500万円
子供の異母兄弟 500万円

もう一つのパターンとして、両親が共に亡くなっていて、配偶者との間に子供もいないといった方が亡くなった場合は、その配偶者が3/4、そして残りの1/4を亡くなった方の兄弟姉妹で分割します。

仮に亡くなった方の兄弟が1人、異母兄弟が1人いた場合は、それぞれが1/4を1/2ずつ分割して相続することになります。

◆例2
遺産 2,000万円
配偶者 1,500万円
故人の兄弟 250万円
故人の異母兄弟 250万円

婚姻関係のなかった妻、もしくは夫の異母(異父)兄弟の相続分

前項では、前妻(前夫)の異母(異父)兄弟という前提での相続分についてご説明しました。

それでは、婚姻関係のなかった女性(男性)、いわゆる内縁の妻(夫)の子供(非摘出子)の場合はどうなるのでしょう?

この場合、亡くなった方がその子供を認知しているかどうかによって、相続が可能かどうかが変わってきます。

仮に認知していたとすれば、婚姻していた子供の1/2を相続する権利があります。しかし認知されていない場合は、相続の権利はありません。

トラブルを避けるための遺言書

ここまでご説明してきたように、前妻(前夫)の子供はもちろん、内縁の妻(夫)の子供であっても、認知さえしていれば、法律上は相続の権利を有することになります。

しかし、被相続人が亡くなった時点で急に現れて、実の子供と同じ額の遺産を請求するとなれば、トラブルの基になる可能性は非常に高くなります。

そういったことを避けるためにも、被相続人は存命の間に遺言書などに、自分が亡くなった際の遺産分割についてしっかりと記載しておくことが重要だといえます。



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